土曜日。家族でおでかけ。妻が見つけた菖蒲園に行ってみた。あじさいと、しょうぶがあたり一面に育てられていて見事だった。
田舎に住んでいる自分から見ても、かなり辺鄙な場所で、一体どこに行くんだろうといささか不安を覚えるくらいに、かなり山奥に入っていった。
こじんまりした花園をイメージしていたのだけど、到着してみると良い意味で裏切られた。敷地一面に広がるあじさいと、多品種のしょうぶに、ただただ驚いた。
山アジサイ?妻が言うには、珍しいらしい。たしかに見たことがないタイプ。というか、球状になっていないので、「あじさい」と教えられなければ、あじさいと思わない感がある。
ヤギがいた。名前は、左から順に、「オスグロ」(たしかそんな名前)、「シロメシ」、「メンタイコ」だと思う。衝撃的なネーミングセンス。もしや非常食なのか…、非常食なのか!?
小柄で可愛らしかったのだけど、「オスグロ」(たぶんオス)が「シロメシ」(たぶんメス)の放尿を後ろに回って飲むというアクロバティックなプレイを行っており、二重に衝撃を受けた。いや、もう君、自由すぎだろう。
1周回って、そろそろ帰ろうかと思ったところ、雲間から陽の光が差し込み、園内の池に打ち捨てられたアヒルボートが金色に輝き出した。
妻が「なんとかかんとか虫」と言っていたけど、忘れた。いい感じに輝くしょうぶの上にいた。
あじさいに混じって、ささゆりが栽培されていた。
「ささゆりの塔」ってあるし、沖縄の花かなぁ、と思って調べてみたら、沖縄にあるのは「ひめゆりの塔」だった。ささゆりは四国・九州地方に咲く花らしい。透き通るような白さが綺麗だった。
・・・
売店が良心価格すぎて、応援のためもっと何か買わなきゃ、という気持ちになった。
また行きたい。