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芝生を青くする職人のGW

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「まぁ、好きではじめた仕事ですから」

芝生の手入れ記録

2020年4月27日

過去の写真を見返していて、3~4年前には庭の芝生が全面青々としていたことに衝撃を受ける。

『芝生を青くする職人』へのジョブチェンジを決意する。

最近は芝生より雑草が伸びる方が早い、と口をこぼした。 まず、芝生の間に生えた雑草の入念なチェックから始まる。

「やっぱり一番うれしいのは芝生に集まってくる小鳥たちからの感謝の言葉ね、 この仕事やっててよかったなと」

2020年4月28日

水撒き、エアレーション、雑草抜き、メネデール噴霧、芝生以外に雑草除去剤の散布。

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4/29

「1日1日、芝生の温度感が違う。  ロボット芝刈り機では出来ない」

今日は芝刈りの日。彼は電動芝刈り機を電源プラグにつなぎ、芝生の待つ丘へと向かった。

「基本的な刈り方は決まっているが、複雑な地形やその日の天気に合わせ、刈り込み高さや幅を調整しなければならないのが辛いところ」

と彼は語る。

2020年4月29日

芝刈り。キワの芝刈り。落ち葉をブロアで回収。伸びすぎた芝を刈り、目立つ雑草をひととおり除去を終えた。

午前中に、水撒き。目土入れ。メネデール散布。夕方に、2回目のメネデール散布と水撒き。

4~5月の手入れ方法について調べていたら、我が家の芝は目土で回復する気がしてくる。ためしに、芝が殆どなくなっていた箇所に目土をいれてみた。

「やっぱ夏の仕事はキツイね、愚痴ってもしかたないんだけどさ(笑)」

「でも自分が選んだ道だからね。後悔はしてないよ」

「この刈り込みはダメだ。ほら、すぐに雑草が出てきてしまう」

彼の目にかかれば、見るだけで出来不出来が分かってしまう。平安以前より伝わる日本庭園の魂を今も受け継ぐ国 日本、ここにあり。

2020年4月30日

午前中に、水撒き。メネデール散布。色付きの砂利の並べ直し。防草シート張り。外壁側の草花の刈り込み。

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濃い色の砂利で、船がつくりだす波面(→船の動き)を表現

娘たちが砂利で遊びすぎて見るも無残なことになっていた濃い色の砂利(波面)を修正。

長女に「私には船に見えへんわ」という衝撃の一言を浴びせられる。

f:id:d_ymkw:20200517012554j:plain※ この写真は5/10時点の庭

自分たちには「上空から庭を俯瞰で見たときに、『山の間を流れ海へと流れ込む川、に浮いた一隻の船』のイメージ」が浮かぶのだけど、こどもにはそうは見えないのかと軽くショックを受ける。

夕方に、メネデール散布 2回目、水撒き 2回目、芝生に埋れた状態の枯れた芝生の除去。

今、一番の問題は本人のやる気不足であるという。

刈り込みに満足できないとその日の芝生の手入れをやめてしまうという。

3年前は青々とした芝生が広がっていたこの庭だが、今では生き生きとした芝の面積は猫の額ほどになってしまった。

2020年5月1日

午前中に、メネデール散布、水撒き。

芝生より早く雑草が生き生きと増え始めている。長年放置した枯れ草で芝生の目が詰まっている気がしてきた。除去した上で全面的に目土を入れたほうが良い気がしてきた。

夕方に、メネデール散布、水撒き、防草シート一部引き直し、雑草抜き。

古い防草シートから雑草がこんにちはしていた。

メネデールの散布が大変なので、液肥希釈用に、ホームセンターで売っていたカーシャンプーを希釈するためのノズルヘッド的なものを購入。

付属の小さなボトルにかえて、2Lのペットボトルを取り付けられることを確認した。のだけど、ボトルを大きくするとホースがボトル内に届かず液を吸い出せないので、付属品を使い続けることに。

2020年5月2日

午前中に、メネデール散布、水撒き。

メネデール散布の際に、次女が投げ入れた砂利の除去と、枯れ草の除去。

芝が青くならない箇所は、やはり枯れ草が詰まっているせいな気がする。

夕方に、レーキで枯れ草除去、メネデール散布、水撒き。

CLUBJ W伸縮式ガーデンレーキ 大

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ホームセンターでレーキを買ってきた。試しに枯れ草をかき分けてみたら、羊の毛刈りかとツッコミたくなるくらい枯れ草(サッチ)が出てきた。どうも今まで枯れ草を育てていたっぽい。

追加で、目土入れ。芝用の目土代わりに近くのホームセンターで真砂土を買ってきた。

問題はどれだけ丹精込めて手入れをしても、手入れの良し悪しを確かめるのに、1年はかかると、匠は語る 。

「自分が見て気持ちよいのももちろんだけど、 遊びに来てくれる小鳥たちはもっと気持ちよくないといけないね」

2020年5月3日

午前中、レーキでサッチの除去、目土入れ (庭の1/4完了)、水撒き。

雨が降ったので一休み。

2020年5月4日

午前中、レーキでサッチの除去、水撒き。

夕方から家族で庭の手入れ。レーキでサッチの除去、目土入れ、ユーカリの木を伐採、雑草抜き、塀の花壇の手入れ、メネデール散布、水撒き。

「もちろん生え揃った芝生は1つ1つ手で育ち具合を確認しています」

ここ数年は、手入れが不要な人工芝に押されていると言う。

「いや、ボクは続けますよ。遊びに来てくれる小鳥たちがいますから───」

芝生を手入れする意味はない。だが、まだ芝生は輝いている。

2020年5月5日

午前中に、水撒き、側溝のドブさらい、目土入れ、水撒き。

シャベルなどを買ってきて、側溝の掃除。

2020年5月6日

午前中に、水撒き、ケルヒャーで溝掃除

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通販で注文したケルヒャーが届く。ケルヒャー、パない。笑ってしまうくらい汚れが取れる。楽しくなる。

「時々ね、わざわざ手紙までくれる小鳥もいるんですよ。また新鮮なミミズをお願いしますって。ちょっと嬉しいですね」

「別の庭からわざわざミミズを求めてこられる小鳥さんが何匹もいる。体が続く限り続けようと思っとります」

2020年5月7日

午前中に、水撒き。

夕方から、レーキでサッチの除去、目土入れ、水撒き。

「やっぱねえ、手作業だからこその芝生の柔らかさってあるんです。機械がいくら進化したってコレだけは真似できないんですよ。」

2016年、腰痛で庭仕事の負担が3倍にまではねあがり、一時は庭を放棄することも考えたという。

2020年5月8日

午前中に、水撒き。

夕方から、レーキでサッチの除去、メネデール散布、水撒き。

サッチが思った以上に多い…。3年分積もりに積もってしまっていると諦め、心を無にして取り除くのみ。

「やっぱりアレですね、たいていの若い人はすぐやめちゃうんですよ。業者に頼んだほうが早いとか、人工芝を張るからいいとか…。

でもそれを乗り越える奴もたまにいますよ。ほら、そこにいる工藤もそう(幻覚)。

そういう奴が、これからの芝生界を引っ張っていくと思うんですね」

2020年5月9日

午前中に、水撒き。ケルヒャーでタイル掃除。洗車。

午後から、雨が降ったので3歩進んで2歩下がる状態。

最近では市外の小鳥たちにも注目されているという。

額に流れる汗をぬぐいながら

「ゴルフ場の芝生に追いつき、追い越せですかね」 そんな夢をてらいもなく語る彼の横顔は職人のそれであった。

2020年5月11日~

午前、午後に水撒き。

けっこう青くなってきたのだけど、目土がわりに(費用を抑えるため)真砂土を使用した箇所は、生えが悪いなと思ってたのだけど…。

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左:真砂土(白色)をがっつり撒いた状態、右:真砂土を適度に除いた状態

レーキで土を軽く掻いてみたら、下に芝がかなり生えてた。真砂土の場合、芝用の目土より薄めにまかないといけないなと気づかされた。

今日も彼は、日が昇るよりも早くメネデールを散布する準備を始めた。

明日も、明後日もその姿は変わらないだろう。

そう、芝生を青くする職人の朝は早い。

成果まとめ(アニメーションGIF)

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4/28 → 5/13の変化